紳士服・スーツを知ろう：１
スーツは格好良いメンズファッション
メンズファッションとして一番目立つのはシワがなくパリッとした上下のスーツ。大人の雰囲気を醸し出すスーツはビジネスシーンだけでなく日常生活でも活用できます。もちろん一番活躍する場面は仕事・ビジネスの時ですが、メンズファッションの中でも一番利用されていて、なおかつ着用している時間が長いのは間違いなく紳士服・スーツでしょう。このページでは、仕事着である紳士服・スーツをメンズファッションとして楽しむ・スーツもかっこよく着こなす方法をご紹介します。英国の着こなしを見習おう
日本人と比べて背が高く、スリムに見える英国人ほどスーツの似合う人種はいないと個人的に思います。「じゃぁ日本人には似合わないのか？」と思うでしょうが、そんなことはありません。縦に長いシルエットはスーツに限らず身に纏った服とその人物を格好よく見せる傾向があるので、英国人にはスーツが似合うように見えます。しかし世界的にもスリム体系が多い日本人もスーツが似合う人種と考えられており、一つのファッションとしてスーツ・紳士服のメンズファッションが流行っている側面もあるのです。有名なブランドもスーツを用いたメンズファッションに一目置いており、一つのブーム・トレンドを生み出そうと新しいデザイン・着こなし方を研究しているようです。もともと和装を着こなしていた日本人はスーツを着る習慣がなく、明治初期あたりに入ってきたスーツ文化が徐々に定着した結果、今のビジネススーツが生れました。スーツはもともと英国から伝えられたもので、この服装を着こなしていた人は往々にして格調の高い、紳士的な振る舞いをしてきたとされています。また、普段着とはまったく違う素材と柄・用途で他の服とは別のものとして扱われていました。守るべきルールを重んじる紳士の嗜みとしての趣が強いスーツ・紳士服を着こなすことは、確実に男の魅力をアップさせてくれるでしょう。さらにスーツには腕時計も欠かせませんよね。フランクミュラー、ブライトリングあたりの腕時計であれば言うことなしです。
紳士服という種類・カテゴリ
紳士服と一口に言っても、その形状や用途、素材、生成法によって様々な呼び方があります。特に日本の場合はスーツ一式を「スーツ」と一括りに呼び、上衣を背広と呼んでいますよね。他にも礼服と呼んだり縦の長さが長いタイプをコートと呼ぶばあいもあります。これらの種類は用途にも違いがあり、仕事着として使う以外にも冠婚葬祭などにも着用します。既製品として販売されているのもあれば、オートクチュールで希望するサイズ・柄・機能を兼ね備えたタイプのスーツもあり、販売形式にも違いがあります。シングルとダブル
スーツにはシングルとダブルの2種類があり、これはスーツの前につけられたボタンの数を見ることで簡単に見分けることができます。ボタンが縦に一列・計2個のボタンがついているものをシングル、縦に二列で計4個のボタンがついているものをダブルと呼び、同じサイズのスーツでもシングルとダブルではシルエットに違いが生まれます。シングルよりもダブルの方がゆったりと着こなせるようになっており、ダブルの方が体を大きく見せる効果があります。逆にシングルは体のスリムに見せる効果があるので、体の肉付き具合によってこのシングル・ダブルの使い分けが重要になってきます。シングルとダブルの見分け方は以上で十分だと思います。では、どちらがより機能性に優れているか・ファッションとして利用しやすいのはどちらかという点においては明確な違いはあるかというと答えは「NO」です。シングルとダブルのどちらがいいかは個人の好みで選んでも問題はなく、自分の体型にあった大きさ、色・柄を選べばまず間違いはないでしょう。
メンズファッションとして一般的なスーツ
日本においてスーツ・紳士服と言えば仕事と直結するイメージでしたが、有名なブランドがファッションスーツなどの開発に取り組むようになってからは英国と同じようにフォーマルなメンズファッションとして定着しつつあります。もちろん、ファッションとして活用するだけでなくビジネスにも利用することができるため、普段KRIFF MAYERなどのアメリカンカジュアルなファッションでまとめている人も、お洒落とビジネスを両立したマルチプルウェアとして活用するようです。そのファッション性・活用性から見ても実に理にかなった服装だと言えるでしょう。テレビでよく見かけるスーツはリクルートファッションとしてのものが多いでしょうか。何にせよスーツ＝仕事着としての認識の方が強く、堅苦しいイメージを持っている人も多いと思います。
スーツはもともと英国発祥の服装で、当時の英国においても今と変わらずビジネスウェアとして広く普及していました。英国紳士という言葉があるように、英国においてスーツは紳士の象徴ともされており、嗜みの一つとして紳士にとってスーツの着用は半ば強制的なものであったとも言われています。今や世界的に着用されているスーツですが、最も多く活用されているのはスリーピーススーツで、過去スーツが使用されてた時代においてスーツとはこのスリーピーススーツのことを指していました。今でこそ背広とズボンのツーピースが主流ですが、スーツの背広とボトム（ズボン）にベストを含めたスーツ3点をセットとして扱うスリーピースがスーツの利用形態でした。英国文化であるスーツが他国へと普及した理由はビジネス・一般生活両面において非常に利用しやすいというその有用性によるもので、その背景は今も根強く残っています。
自由が丘エリアの美容室情報はこちら。
本来のスリーピーススーツを個々の利用形態により簡略化し、目的・用途を限定して使用するようになってからはシングル・ダブルの紳士服が姿を見せ始め、より生活様式に馴染むような利用形態へと変化していきました。官僚などの階級が高い人が集まるような格式が高くマナーにも厳しい場で主に活用されていたスーツですが、独自の文化である和装で身だしなみを整える日本においてスーツが普及し始めた頃は紳士服と和装の両方が利用され、階級が上になるほどスーツの着用率が高かったそうです。日本に伝わったスーツも最初のうちはスリーピースが基本でしたが、時がたつにつれてシングル・ダブルなどのスーツが流行し、元々上流階級の衣服であったものが徐々に一般市民にも定着のきざしを見せ始めます。（ちなみに、お金が溢れてインフレへと突入したバブル全盛期に最も流行ったのはダブルスーツ）
注目サイト
最終更新日:2017/11/10